東京のどんよりとした空気を飛び出し
たどり着いたのはスカッと晴れた島、沖縄。
ハイビスカスが咲き誇る南国の街。
ビーチの駐車場はどこも満車、満車、満車。
島には一足も二足も早い夏が訪れていた。
アメリカンな装いが続く国道を少し入れば、
そこは閑静な住宅街。
オレンジ色の屋根が続く家々の中に、一軒
家の一面が、一階から二階まで突き抜けてガラス窓になっている
一際大きな豪邸がある。
庭の広い芝生が夕暮れでオレンジ色に染まり始めている。
そこには、芝生の熱を冷ますかのように、ホースを片手に水をまく白髪の男性の姿。
沖縄で有名なオリオンビールの初代副社長、NHK沖縄放送局・局長などを経て
今は沖縄で唯一の路線「ゆいレール」の社長をしている比嘉さんだ。
「ごめんね、シャワー浴びてて」
声がする方を振り返れば、コンサルタント会社の女社長をしつつ教育委員長もする
比嘉氏の奥さん、開さんだ。
案内された、家の中はひんやりと涼しい。
紙面で見る二人とは別の、家庭の顔が垣間見える。
日も暮れ、オリオンビールを口にしつつ
奥さんの作る沖縄の手料理に舌鼓を打つ。
「うちではね、ライチとパッションフルーツと…」
旦那さんの趣味は庭造り。
出された料理にも庭からとってきた新鮮なヘチマなどが並ぶ。
ビールを飲みつつ、
貴重な話をたくさん聞けて
あぁ、しあわ…
失神
奥さんが救急車を呼ぶ電話で
少し意識が戻りつつ
お土産はリポDの箱買いだな、と思った。